私は変わった子供でよく一人でお墓で遊んでいました。

横浜育ちなので外人墓地が傍にあり、無断で柵をよじ登り入って遊んでいたら外に出れなくなり、知らない女性の方に助けてもらったこともあります。

今思えば、なぜお墓で遊んでいたのか自分でもわかりませんが、知らない故人に話しかけて遊んでいたのを覚えています。

そんなことが続いた、ある夏の夕方、日本のお墓の傍を通ったときに風鈴のような音が聞こえたのです。

そのとき私は小学4年生。友達の家から帰る途中でした。

あたりを見回しても誰もおらず、風鈴の音はお墓の奥から聞こえてきます

まるで、私を誘うような感じでした。さすがにそのときは怖くなって、原因を確かめることはできませんでしたが、鈴の音は霊と関係があるようです。

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鈴の音の種類により意味が違う

鈴の種類

鈴の音には種類があり、その音により意味が違ってくるようです。

風鈴のように優しい音

見えない存在が遊びに来ていたり、自宅のお仏壇で聞こえた場合は様子を見に来ています。

私の場合はこの音に該当しますが、子供の霊が私と一緒に遊びたかったのかもしれませんね。

特に気にならない場合は、悪い影響があるわけではないので大丈夫だそうです。

シャリーン、シャリーンという音

修行僧、虚無僧など高次元の存在が傍にいるときに聞こえる音です。

霊感が強かったり、これから開花するときにこの音が聞こえることがあるようです。

自分のエネルギーが高まるときに総じて聞こえるので、悪い影響があることはないと言えるでしょう。

神楽鈴(カグラスズ)のような音

巫女が神楽を舞うときに持つ神楽鈴のようなシャンシャンというような音色は要注意

誰かに恨みを買っているときに聞こえるとか。

藁人形ではないですが、人を呪う仕事をしている人が音の発信源かもしれません。

こういうときは悪寒がすることがありますが、場合によってはお祓いをしてもったほうがいいことがあります。

鈴は魔除けになる?

鈴は魔除け

鈴の音色にはいろんな音がありますが、鈴は魔除けになります。玄関に鈴を付けているご自宅もありますが、これは邪気や悪い気を追い払うためです。

神社で参拝するときに鈴を鳴らすのも、参拝者を清めて神霊の発動を祈願するために行われています。

お財布や鍵につけたりする鈴も落としてもわかるだけでなく、邪気が取り憑かないようにという目的もあるのです。昔の人の防犯対策でしょうか。

鈴は魔除けの効果があると日本でも古来から信じられているので、神社で販売されているお札にも鈴がついていますね。鈴がないタイプもありますが、魔除け効果を考えるなら鈴付きをおすすめします。

鈴は音を鳴らすことで魔除けの効果を発揮すると言われているので、気分がモヤモヤするときなど鈴を鳴らして良運を呼び込むといいでしょう。

あの世でも鈴の音色は悪霊には嫌われ、良い霊には心地よく感じるとか。

外国ではバリのガムランボールが有名です。

私も持っていましたが、ちょっと大ぶりで重量感があるので付ける場所を選ぶかもしれません。

このガムランボールも音色と共に幸運を運んでくれるラッキーアイテムとしてバリでは愛されています。

バリに行かなくてもガムランボールは日本で手に入ります。

ぜひ、あの音色を聴いてみてください。

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お墓参りに行けなくてもお仏壇にお線香はあげましょう

墓地

霊の話に戻りますが、自宅のお仏壇から鈴の音が聞こえてきたという経験談が実に多いのです。

お彼岸に誰もいない仏間から鈴の音がしているとか、会社の上司が亡くなった時間に鈴の音がお仏壇から聞こえたなど。

鈴の音で生きている人に伝えているのかもしれません。

興味深い点は、同じ場所にいても鈴の音が聞こえる人と聞こえない人がいることです。

あるケースでは、お線香をあげていなかった娘さんだけに鈴の音色が聞こえたそうです。

娘さんはお線香をあげなくても故人と心がつながっていると解釈していたようですが、故人はそう思っていなかったようです

あの世にはあの世のルールがあるのでしょう。

私達がそれを知らずに無意識に行っていることにも意味があることが多いのです。

調べてみるとちゃんと意味があったりするので、納得することも多いのですが。

お仏壇で故人と対面するときはちゃんとルールを踏んでから手を合わせることが大切です。

お仏壇で手を合わせるときにお線香をあげる意味は、一端、お線香で清めてから故人と対面するという意味があります。

故人はけがれを嫌うので、お線香に息を吹きかけて消すことも禁じられています。

最後に

三途の川

あの世とこの世には境界線があるようです。その境界線は三途の川と日本では表現されています。

そうです。渡り切ったらもう現世には戻れない。あの川です。

実際には川ではないという説もありますが、とにかく境界線があるということは確かです。

私達には死者の言葉を直接聞くことはできませんが見えない存在は、鈴の音であったり、気配などで伝えようとしているのですね。

未知のことは怖さを感じることもありますが、何かを伝えようとしているかもしれません。

鈴の音がしたときには耳を澄ましてじっくりと聞いてみることも大切かも。あなたに何か伝えたいのかもしれません

そして、故人を弔う気持ちは生きている限り忘れないでいたいですね。

お仏壇で手を合わせるときはお線香をあげることを忘れないでくださいね。