ぬいぐるみからドールまで、子供も大人もぬいぐるみを部屋に飾ったり、癒しアイテムとして可愛がっている方も多いと思います。
でも、引越しや生活スタイルの変化などで、どうしても手放さなければいけない時は必ずきます。
今まで仲良くしてきた人形を手放すのは、すごく心苦しいですね。
このコラムでは、人形もあなたも気持ちの良い別れ方ができる方法をまとめました。必ずやってくるその日のために、適切な別れ方を知っておきましょう。
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目次
はじめに
人形はただのおもちゃと考えている方も多いですが、一緒にいる時間が多ければ多いほど、あなたの思念が人形に吸収されます。
トイストーリーの世界とまでは言いませんが、人形もあなた色に染るんです。
最後に「今までありがとう」の気持ちを込めてお別れしたいですね。
最初に押さえておきたいポイント
その人形は捨てる必要はあるのでしょうか?今は不要なものを捨て、ミニマムな生活を送る「断捨離」が流行っていますが、お気に入りのものを我慢して減らすのは心が痛みます。
どうしても処分しなければいけない状況なら仕方ありませんが、単に邪魔だからなどの理由で捨てるのはいささか人形も可哀想です。
部屋で人形が場所を取る場合は、部屋を掃除して人形のスペースを確保するといった努力も大切だと思います。
人形とのお別れのポイント
大切にしてきたお人形、別れるのは断腸の思いですがきちんと成仏させてあげましょう。お別れのポイントを挙げてみます。
人形の供養はどこでする?
可愛がった人形とお別れする時、どこに持っていけばいいか迷いますよね。そんな時は人形供養を行っている近くのお寺をネットで探しましょう。
人形供養は珍しい儀式ではなく、行っている寺院も多いです。あなたの近くにもきっと見つかると思います。
料金は1口3,000〜5,000円が相場となっています。また、郵送で受け付けてくれる寺院もあったりします。
ここはケチらずにきちんと払って、人形の成仏を願いましょう。
人形とサヨナラする前に、塩で清め白い紙で包んで供養を依頼しに行くとベストです。
供養できる人形の種類
これはお寺によって様々です。ブリキや西洋人形などなんでもというところもあれば、可燃性で不燃物が残ることのない人形のみといったところもあります。
いざ持って行って「これは無理です」といったトラブルにならないように、あらかじめお寺に問い合わせておきましょう。
ネットで調べてみて、やはり不燃物が残るものはNGというお寺も少なくないことが分かりました。
また、粗大ゴミを出しに行く訳ではないのですから、何十個も持って行って住職さんを困らすことのないよう気をつけたいですね。
人形と過ごす最後の夜は
人形を見送る前の最後の夜は、一緒に寝たり枕元に置いて思い出に浸るのもいいですね。楽しかった記憶・悲しかった記憶、人形と歩んできた今までの道のりを追想しましょう。
こんなことを想ってみると大切な記憶が蘇ります。
- 人形に助けられた過去
- 初めて人形が家に来たときの心境
- 人形に対しての感謝の気持ち
人形に助けられた過去
嬉しい時・悲しい時、あなたの人形はずっとあなたを見守ってきました。勇気付けられたことも多々あると思います。
そんな人形と歩んできた毎日を思い出しましょう。キラキラとかけがいのない記憶だと気づくはずです。
初めて人形が家に来たときの心境
初めてその人形が家にやってきた時のドキドキやワクワクをもう一度感じてみてください。
家族の一員となった時、あなたのよき友達になったと思います。もっと言うと、あなたの無言のカウンセラーとなったわけです。
別れは辛いものですが、人形の助けが不要なくらい自分が成長したということです。
人形に対しての感謝の気持ち
泣いた日も病んだ日も、ずっとそばにいてくれたお人形。彼らは言葉を発しませんが、あなたを元気付けようとちゃんとそこにいました。
「今までありがとう」の気持ちとともに最後の夜を過ごしましょう。
ぬいぐるみなら抱いて寝るのもいいですし、枕元に置いて寝るのもいいですね。供養し、成仏してからもあなたをずっと見守ってくれます。
ぬいぐるみの供養NG集
ここでは、人形とのお別れにおけるNG集をまとめました。
- ゴミの日に出す
- 不法投棄
- 細かく切って処分する
ゴミの日に出す
家庭ゴミとして処分してしまうことはあまりオススメしません。例えば人間だって、悪臭のするゴミ袋に入れられて捨てられるなんてこと絶対嫌ですよね。
先述した通り人形は思念を持ちます。嬉しい・悲しい気持ちも持って当然だと言えます。
扱い方でバチが当たるなんてことはないですが、人形を手荒に扱うことは自分と人形の過去を踏みにじる行為だということを忘れないでおきましょう。
不法投棄
「処分するお金がもったいないから」「人形供養なんて面倒臭い」という気持ちで、山や河川敷に捨てることは絶対にやめましょう。
そもそも不法投棄は犯罪です。人形との最後の思い出が悲しいものになっては本末転倒ですので、処分の仕方には十分注意しましょう。
今は警察や自治体の不法投棄パトロールも一層厳しくなっていますので、トラブルを起こさないためにもアウトローな行為は避けるべきです。
やはり、お寺で供養してもらうのが一番ですね。
細かく切って処分する
でかすぎるからといって、人形にハサミを入れることは絶対にやめましょう。友人を切り刻むのと一緒ですし、今までの人形との関係が一気にパァです。
今まで自分の成長を見てきてくれたパートナーを裏切らないように気をつけたいですね。
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人形供養のQ&A
ここでは人形供養に関するQ&Aをまとめてみました。
使わなくなったぬいぐるみを譲ってもいいの?
ぬいぐるみを譲ることにデメリットは存在しません。むしろ、ぬいぐるみとしては第2の人生を歩むことになるので、次のご主人様を守ってくれます。
親が昔使っていたぬいぐるみを子供にあげるのも素敵ですね。
ぬいぐるみは親子2代に渡って見守ってくれるので、ぬいぐるみ自身も嬉しいことだと思います。
ちなみに私の娘もママの昔のぬいぐるみがお気に入りです。結構ボロボロですが、それはそれで味のあるものです。
フィギュアはどう処分すべき?
フィギュアも普通の人形供養と同じ段取りです。ただ、フィギュアの場合、種類によっては欲しがっている方が多いと思うので、オークションに出して次のご主人様探しをするのもいいと思います。
オークションの出品は灰になるよりかは全然人形思いのお別れの仕方だと思います。
供養の仕方で運気は下がったりするの?
人形をきちんとお寺で供養した場合は運気などは気にしなくていいですが、雑に扱ったり適切な処分をしないと、運気が下がるといった見解を持つ方もいらっしゃいます。
例を挙げると、「仲良しカップルの彼がいきなり冷たくなって別れようと切り出してきた!」
そんな事態になったら彼女さんは彼にいい思いはしませんよね。場合によっては怨みを買う可能性もあります。
人形にも同じことが言えると思ってください。
まとめ
人形の処分に困ってしまう方も少なくありません。
今まで仲良しだった人形を手放すのは、すごく辛いですね。止むを得ず処分しなければいけなくなった場合は、感謝とともにお寺の神聖な火の力を借りましょう。
できれば、郵送よりも持ち込みの方が気分もスッキリすると思います。
そして、人形とサヨナラするということは、あなたが成長した証拠。悲しみを乗り越えた後は人形のことを胸に秘め生活するといいですね。