森田健さんの本で「生まれ変わりの村」というシリーズがあります。この本は中国の奥地で生まれ変わっている記憶のある人がたくさんいる村を取材して書かれた作品です。
なぜかその地域には、自分が生まれ変わった記憶のある人が多く存在するのです。
本書には忘却のスープが登場してきます。
このスープは前世の記憶を消す効果があり、人間は死ぬとこのスープを飲みそれまで生きてきた生き様を全て忘れるのです。
初めて知ったときは衝撃を覚えましたが、それが本当ならあなたは、そのスープを飲みたいですか?
私は飲みたくありません。なぜならば来世で同じ失敗を繰り返したくないからです。
人間にはカルマがあり、クリアするまで同じことを繰り返すそうです。
生き抜けばカルマは解消するとも言われていますが、生きることはカルマを作ることだと思っています。
でも、記憶を失わなければ、回避できるかもしれません。
ああ、この人には前世で酷い目に遭わされたから親しくするのはやめようとか。
一度、前世の記憶を持ったまま生まれ変わってみたいです。
あなたはどうでしょう?
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あの世の忘却のスープの歴史
生まれ変わりの著書には忘却のスープの歴史については触れていません。
スープは、人間の前世の記憶を消すことが目的です。それを考えると人間がこの世に存在してからできたのではないかと思うのです。
森田健さんが取材した中国奥地の人達はスープと言っていましたが、それは中国人が食事でスープを飲む習慣があるからではないでしょうか。
残念ながら日本を含めた他の国でスープに関しての情報がないのでわかりませんが、もしかしたら日本ではお味噌汁かも。
忘却のスープは動物も飲むそうです。生まれ変わりは人間だけではないことが、これで証明されます。
動物も飲むということは忘却のスープは地球上に生物が存在したときから存在したのでしょうか。
太古の時代では、みんな、第六感があり霊視、霊聴、霊感を普通に使っていたそうです。それがいつの頃からか退化してしまい、現在では一部の人が特殊能力として使っている程度です。
退化してしまったのは使わなくなったからだと思われますが、なぜ使わなくなっていったのでしょう。
それは、忘却のスープを飲むことで忘れてしまったからかもしれません。
忘却のスープを飲まない選択は可能?
忘却のスープを飲むかどうかは、自分で選択できるそうです。
ただし、スープを渡されるときは、とても喉が乾いていて飲みたくてたまらなくなるとか。忘却のスープを知らなければ、本能に負けて飲んでしまいそうですね。
諸説ありますが、空腹が満たされるまでおかわりできるという説があり、大食いの人はずっと飲んでいそうとイメージしてしまう自分がいました。
スープを配っているのは老婆だそうです。スープは絶対に飲まないといけないという説もありますが、生まれ変わりの村で前世の記憶を持って生きている人達は、飲んでいないと証言しています。
きっと、選択できるのだと思います。その村の人達は記憶をなくすことをよしとしないので飲まずに生まれ変わっています。
しかし、スープが忘却目的だと知ったら飲まない人は増えると思います。大半の人は知らないので飲んでいるのではないでしょうか。自分にとりかけがえのない人を忘れるなんて…、普通は望まないのでは。
例え辛い人生だったとしても、それなら、そうならないようにしたいため飲まないのでは。
この記事を読んでくださっているあなたも、忘却のスープを知ってしまいました。
それでも、あなたは飲みますか?
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なぜ忘却のスープが必要なのか
忘却のスープを飲まずに生まれ変わると同じ場所に生まれ変わるとか。
生まれ変わりの村にいる人達は、何度も記憶を持ったまま生まれ変わっていますが、いつも同じ村です。決して、他の地域に生まれることはないのです。
前世の記憶を持っていると行動範囲に制約が起きるようです。ただし、他の国でも前世の記憶を持っている人はいます。その人達は、スープは飲まなかったのでしょうか。
スープを飲むと、前世の記憶は潜在意識に封印されます。潜在意識は催眠療法や大きな衝撃を受けたときに開かれるので、それで記憶がよみがえったケースだと想定されます。
飲まないと同じ場所に生まれてくる。
例えば、私が飲まなければ日本の今の場所に生まれてくるということになります。
しかし、周囲は前世とは違う。家族も生活環境も。
前世で家族だったとしても、今世では違ったりするのです。でも、私はその人の前世を知っているので、自分の親だった人だと認識できる。
そういう現象を避けるためか、前世で深いつながりがあった場合、近づくと頭痛や不快になるとか。そういう部分にも制約があるのですね。
忘れている場合は大丈夫です。いろいろわかってくると、前世の記憶を持ったまま生まれてくると大変な面が多いようです。
最後に
私は親友と約束しています。
あの世に行ったら忘却のスープを飲むのはやめようと。
かなり前に約束したことなので、もう彼女は忘れていると思いますが。
彼女は何度生まれ変わっても、いつも私の親友として傍にいてくれる存在です。
「私とは来世で夫婦になると神様に言われている」と話している人がいますが、私は別の人が好きですし、来世でも一緒になりたいとお互いに思っています。
そういう理由から、その人とは今世でこれ以上の関わりを持つことはやめることにしました。
生きるって大変なことが多く、楽しくラクに生きたいと思っても、そちらに行くためにクリアしなくてはいけないことがあります。
今は砂漠を歩いていますが、いつかオアシスにたどり着けることを信じて生きています。
あなたも自分の人生を信じて生きていけば道は開かれますよ。