暑い日に水浴びをしている方を見ると、「涼しそうだなぁ~」などと思いませんか。また、相手が泣いている人を見ると、見ている自分も悲しくなりませんか。
これはミラーニューロンの働きなのです。
まだ確実に存在が確認されたわけではありませんが、人間などの高等動物には、ミラーニューロンの存在が示唆されており、他の方の行動を見て、その方がどう感じているのか、共感させるように働くのです。
大鈴佳花さんを御存知でしょうか。ミラーニューロンをスピリチュアルに取り入れた第一人者です。
私は、大鈴佳花さんは、今までとは異なる伝統宗教の仏教唯識学派を基本としたスピリチュアルを提唱する次世代型のスピリチュアリストとして注目しています。
この新しいスピリチュアルをあなたにも実践し、幸せを掴んで欲しいので詳しく説明しますね。
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目次
大鈴佳花流・引き寄せ脳の作り方
夢が本当にすぐ叶う 「引き寄せ脳」の作り方『夢が本当にすぐ叶う引き寄せ脳の作り方』KADOKAWAから彼女の本が出版されています。
本のタイトルに引き寄せと付いているから、「な~んだ、また、寄りもしない引き寄せか~。」と思うかもしれませんね。
でも、これは流行にオンしただけで、ロンダーバーンなどが主張する、いわゆる引き寄せとは全く異なるのです。
この本の第1章には宗教的・哲学的に非常に深いことが書いてあります。禅でいう悟りの境地です。
第2章には、ミラーニューロンを駆使して幸せになる理論が、第3章には、具体的な実践方法が、第4章はミラーニューロンを鍛える方法が、そして第5章には成功した人の例が掲載されています。
ステマじゃないけど興味がわいた人は一読してね。損はしないはずです。
ミラーニューロンで幸せに成る方法
最近、耳を疑うような残酷な事件が多いですよね。
ワイドショーなどでは、連日、残酷な事件が放送されています。
このようなニュースを見聞きすると、ミラーニューロンにより残酷な犯人や悲惨な被害者がどう感じたのかを無意識に体にインプットされるのです。
すると、無意識のうちにネガティブ思考が働いたり、ネガティブな行動を取ってしまったりするのです。残酷な事件に関するニュースの見過ぎはよくないのです。
いま示した例のように、ネガティブな行動や思考を見聞きするだけで、ネガティブな物が無意識のうちに体に溜まる・・・ミラーニューロンの機能を論理的に考えるとこうなるのです。
だから、いつもポジティブだったり、ポジティブな人とばかり付き合っている人は成功するのです。
他人からの影響
あなたの考えは、あなたが考えた事なのでしょうか。
今日一日の行動を振り返ってみてください。
テレビやネット、仕事や家庭、友達との交際など、色々な事を見聞きしたはずです。
これらの経験でもミラーニューロンが働き、無意識のうちにあなたの思考に影響を及ぼしてしまうのです。
でも、ネガティブな事柄を完全に避けることって不可能ですよね。どうすればよいのでしょう。
他人や周りの環境の影響を断ち切る時間を設ければよいのです。
すると、相対的に周囲の影響を受けにくくなるのです。
周囲の影響を断ち切るためには、瞑想や禅など自分の心だけに向き合う時間を作ればよいのです。
未来へのアクセス
瞑想や禅などで周囲の影響を断ち切った時は、成功した未来の自分を思い浮かべるようにしましょう。ここで注意してほしいのは、今までの経験を基にした成功を思い浮かべないで、「自分はこんなものじゃない」「何でも出来る」と考え、本当の自分の生き方を想い出すことです。
まずは感謝できることを思い浮かべてみましょう。
今まで色々な人に支えられてきたはずです。
このことに気が付くと、本当の自分にアクセスしやすくなります。
また、感謝すると、潜在意識(心)と顕在意識(思考)のバランスがとれた状態になります。
他人の幸せを共に喜ぶ
他人が幸せだったり喜んでいたりするとどう思いますか。相手にもよりますが、良かったと思う反面、うらやましい、悔しい、憎たらしいなどと思うこともあるのではないでしょうか。
ここは素直に共に喜んであげましょう。他人の幸せを喜ぶことで、ミラーニューロンの働きにより、喜び、幸せがあなたの潜在意識にインプットされるのです。
だから、他人と幸せを共有することで、幸せを分けてもらうように心がけましょう。
小括
・悪い事件に関する話題は最小限に抑え、明るくポジティブな話題に触れるようにしましょう。
・成功するためには、一日一回は周囲の影響を断ち切った自分自身を見つめる時間を作りましょう。
・過去の経験からではなく、本来の自分にアクセスし、成功した自分を絶えず思い描きましょう。
・どんな小さなことにも感謝しましょう。
・他人の幸せも自分の幸せのように喜びましょう。
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唯識思想
大鈴佳花さんのスピリチュアルは仏教の唯識思想が基本になっています。ここからは唯識思想を簡単に説明します。
唯識思想は、心所、心王などが出てきて本当は非常に難しい思想です。ここでは漠然と説明するので詳しく知りたい方は、唯識の思想を読みましょう。
五感と意識、無意識
私達には、5つの感覚器官があります。眼・耳・嗅覚・味覚・触感を5感といいます。この5感を通して意識に情報が伝えられます。
この意識以外にフロイトやユングが提唱した無意識・深層心理と呼ばれるものがあります。唯識では、これを、末那識(まなしき)、阿頼耶識(あらやしき)と呼びます。
末那識とは、いつも自分のことばかり考える自己執着心、阿頼耶識とは、記憶装置で、あらゆる体験や学習など何でも記憶し、これらを自然に意識に生じさせます。
人格や言動は、阿頼耶識からにじみ出てくるのです。
無分別智・正聞薫習
唯識学派では、無分別智(むふんべつち)と正聞薫習(しょうもんくんじゅう)という修業をします。実際は、ヨーガをおこなうわけですが・・・
無分別智(むふんべつち)とは、末那識に現れる自己執着心を滅することです。また、正聞薫習とは、正しい教えや言葉を繰り返し聞き、深層にある阿頼耶識を浄化することです。
阿頼耶識が、穢れているか、清浄かで、行動が左右されます。唯識では、三性を考え、行動を下記の3種に分けます。
- 遍計所執性(へんげしよしゆうしよう)・・・自己執着心による穢れた行動
- 依他起性(えたきしよう)・・・自己執着心が薄らいだ状態
- 円成実性(えんじようじつしよう)・・・自己執着がない清浄な行動
成功し幸せに成るためには、円成実性になればよいのです。
ミラーニューロン説と唯識思想の対比
ここで大鈴佳花さんのミラーニューロン説と唯識思想を対比させてみましょう。
・唯識思想では、5感を通して阿頼耶識に穢れや清浄な物が溜まると考えるのに対し、大鈴佳花さんは5感の代わりにミラーニューロンを当てています。
・唯識思想では、幸せに成るためには円成実性を目指せばよいと主張するのに対し、大鈴佳花さんは「潜在意識(心)と顕在意識(思考)のバランスがとれた状態」になればよいと説きます。
・両者は清浄になるためには、瞑想・ヨーガ・禅をおこない、感謝することを重視します。
ほとんど同じ事を言っていると思いませんか。大鈴佳花さんの成功哲学は唯識学のような難しい言葉を使わず、現代人にわかりやすい単語を使用しているので、理解しやすいのです。
まとめ
これからのスピリチュアルは、人類が蓄えてきた知恵である伝統的な宗教をベースにしたものが流行すると思います。神智学やワンネス系は廃れていくでしょう。
一日一回、無理しないで少しだけ瞑想などを始めるのがコツと大鈴佳花さんはアドバイスしてくれます。唯識学をベースにしたミラーニューロン説を駆使して、あなたも素敵な未来を掴んでみませんか。