日本人なら一度は耳にしたことが虫の知らせ。この虫の知らせは、なぜ起きるのでしょう。

私達の人智を越えた部分で見えない存在が働きかけているとも言えますし、自分の潜在意識が教えてくれているという説もあります。

虫の知らせは往々にして危険を知らせてくれるものが多く、「なんとなく嫌な予感がするからこの飛行機には乗らないと決めて、別の便に変更したことで事故を逃れた」「トウシューズのひもが切れたのを気にせずに舞台に出演したたら大怪我してしまった」「腕時計が止まった時間に身内が亡くなっていた」など。

こう見ていくと、偶然で片付けることができない何かを感じませんか。

実は、この私も何度もこの虫の知らせを経験している一人です。

でも、なぜか気づいているのに持ち前の楽天主義で、そのまま突っ走ってしまい、アクシデントに遭遇することを繰り返してきました。

その結果、ようやく体得することができ、今はちゃんと虫の知らせに耳を傾け従っています。

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虫の知らせはなぜ起きるのでしょう

虫の知らせと混同しやすいのが読唇術や心理面から相手の気持ちを把握したり、読み取ることです。

訓練すれば誰でもできるようになります。

マジシャン(コールド・リーディング)やセールスマネジメント、身近な職業では販売などは経験を重ねることで相手の気持ちを把握するスキルが付いてきます。

虫の知らせはそういう特殊な訓練をしていなくても起きる現象です。

神様のサインと言われるのはその部分ですね。

タロットカードの愚者(fool)は前を歩く若者の後ろを犬が歩いています。

この犬はdog=godで、神様が前進する若者を間違った方向に向かったときに軌道修正するという意味があるとされているのです。

神様が人間に虫の知らせを送るのは、この愚者のカードと同じことなのではないかと、私は感じています。

太古の時代は全ての人間が第六感(霊感、霊聴、霊視など)を持っており日常生活で使っていたそうです。

それが時代と共にいつしか退化して、今では第六感を持っていると自覚している人は限られた存在となっています。

虫の知らせも信じなければそれまで

虫の知らせ

神様も人間に危険や間違っている道に進んでいるときは、いくつかのサインを送って気づかせようとします

これは、私も過去を振り返ると何度も経験していますが、気づいても突っ走りたいのが人間の性と言いますか…。

けが

何気なくするけがにもサインがあることがあります。

特に足をぶつける場合は今は動くときではない、足の爪先にけがした場合は間違った方向に進んでいることを知らせています。

私は何度も足をぶつけても目的を果たそうとしてひたすら前進していたら、しまいには熱がでてダウンしたことがあります。

右側にするけがは仕事や社会に問題があり、左側にけがをするときは家庭内の問題と言われています。

電車の遅延

これは、わかりやすいかもしれませんが、行動を改めるように言われている場合と、試されている場合があります。どちらに該当するかは、自分の心の声が教えてくれます。

背筋が寒くなる・鳥肌が立つ

自分の傍に霊がいるときに起こることがあります。

するはずのない匂いがする

いい香りの場合は天使が傍にいる、嫌な臭いの場合は悪しきものがいたり、よくないことが起きる前兆だったりします。

私は見えないのですが感じるタイプで、自室でミントや花の香りがすることがあります。天使様によって香りが違うのでしょうね。

他にもいろいろありますが、気になったときはいったん深呼吸をして今の現状を考えてみるといいかもしれません。

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虫の知らせ【エピソード編】

神社

それでは、我が家のエピソードを紹介したいと思います。(これは実話です。)

私の母方の曾祖父は、とても信仰心の厚い人だったそうです。

そうは言っても、新興宗教にのめりこんでいたわけではなく、近くのお寺の祈祷会に参加したり、お仏壇に手を合わせたり、ごく普通の範囲でのものでした。

なぜか祈祷会で一般者のスペースで曾祖父が手を合わせて祈っていると、お坊さんに曾祖父だけ声をかけられお坊さんが祈祷する(普通は絶対に出家していない者は座すことはできない)席にあげられて一緒に祈祷するなど、生前から不思議なことがあったようです。

その曾祖父の死期が近くなったある日夢で、「自宅の傍の神社に象牙のペンダントが落ちているのを見たから取りに行ってくる」と言い出しました。

家族はそれを聞いて「きっと認知症のせいだ」と取り合いませんでしたが、曾祖父はその神社に行き、夢で見たのと同じ象牙のペンダントを拾ってきたんです。

それを見た家族は、本当に不思議なことがあるものだとびっくりしたとか。

話はそれで終わりません。実は、そのペンダントの後ろ面には日付が彫ってありました。

曾祖父はその日にこの世を去り、その象牙のペンダントは今も私の父方のお仏壇に祀られています。

ペンダントには仏様が彫られており、確かに日付が刻印されているのです。

最後に

奇跡

私達が認識している現象は本当にごくわずかなことで、もっとこの世には未知なることがあるそうです。

その未知なる存在を垣間見るとき、それを認めるか気のせいだと思うのか。

それは、その人次第ですが。

現実に見えていることが10%に満たず、残りの90%以上は見えないスピリチュアルな世界と言われているのを知ると、そのスピリチュアル力を活用して人生を生きやすくしたいと思います。

虫の知らせまでいかなくとも、「なんとなくやりたくない」「行きたくない」「どうしてもこれを見たい」そういう直感も大切です。

自分に素直になり、やりたいと思うことを選んで生活していくと、本当に嫌なこととは疎遠になっていきます。

勇気を持って好きなことを好きな物を選ぶ習慣をつけると人生は好転していくのです。